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  ルーフデッドニングのやり方


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『天井を制振&吸音して車内の静音化を目指そうビックリマーク

クルマのボディは、薄い鉄板で構成されているので、走行中それらが共振し騒音となって車内に響きます。
これは “ ロードノイズ ” と呼ばれ、カーナビやオーディオの音をかき消してしまい、車内の静粛性を奪ってしまいます。

そういった共振によるノイズや不要音をを低減させる作業を “ デッドニング ” と言います。
今回は、デッドニングの効果が一番得やすいと言われている “ ルーフ(天井) ” へのやり方を紹介していきたいと思います。


制振&吸音材料素材「レアルシルトアブソーブ」
今回、使用する制振&吸音材料素材「レアルシルトアブソーブ」

制振素材のレアルシルトに波状の表面を特殊加工した吸音材を合わせたデッドニングパーツで、これ一つで制振と吸音の効果を同時に得ることができる。ただし、材料としてのコスト(費用)は高い。


ヤフオクで購入し、ダンボール2箱(Lサイズ24枚分)が自宅へ届いた。 材料の厚みは19mmもあり、吸音効果に期待が持てる。 接着面は粘着シートタイプなので、保護シートを剥がすだけで簡単に貼る事できる。

・ [ 上段左 画像 ] 今回は、ヤフオクで購入。ダンボール姿で2箱(Lサイズ24枚分)が自宅に届いた。
・ [ 上段右 画像 ] 材料の厚みは19mmもあり、吸音効果に期待が持てる。
・ [ 下段左 画像 ] 接着面は粘着シートタイプなので、保護シートを剥がすだけで簡単に貼る事できる。


 

レアルシルトアブソーブ以外に準備したもの
「その他 準備したもの」

 品名  用途
・シリコンオフ ルーフ(天井)の脱脂に使用
・ウェス シリコンオフの拭き取りに使用
・アルミガラスクロステープ 等 すき間の補強や穴を塞ぐ等、必要に応じて使用
・サウンドシーラント ルーフ(天井)と梁の補強に使用
・パネルはがし タントの天井の接着剤除去に使用
・ローラー 必要に応じて制振材などの圧着に使用
・マジック 等 カットするライン書き等に使用
・裁縫ハサミ 等 材料切断に使用
・軍手 or 手袋 作業する際の手の保護に使用
・保護メガネ 天井内張りを触る際、目の保護に使用

以上のような必要なものを揃えたら、日程・場所を決めて作業を開始します。



ルーフ(天井)内張り外し後の画像(タントカスタムL375S)
   
1天井の内張りを取り外す。
※内張りの外し方は、後日改めて紹介予定。
注意:内張りは触ると細かな繊維が飛び散り、目に入りやすいので保護メガネを着用して作業する。
→タントの天井内部を詳しく見たい方は、コチラの動画をどうぞ。



パネルはがしを使用して、天井の接着剤を除去。

2天井に残った接着剤(以降“ブニュブニュ”と呼称)を、パネルはがしで除去していく。
→ブニュブニュの詳しい除去のやり方は、以下の動画をご覧下さい。

- タントの天井接着剤除去 -






パネルはがしを擦って、接着剤(ブニュブニュ)の残った残骸を除去。 十分に振ったシリコンオフを接着剤(ブニュブニュ)跡に吹きかける。 ウェスで、シリコンオフごと接着剤(ブニュブニュ)跡を拭き取る。 接着剤(ブニュブニュ)完全除去後の画像。
3下記の要領で、ブニュブニュを完全除去する。
・ [ 上段左 画像 ] パネルはがしを擦って、ブニュブニュの残った残骸を除去する。
・ [ 上段右 画像 ] 十分に振ったシリコンオフをブニュブニュ跡に吹きかける。
・ [ 下段左 画像 ] ウェスで、シリコンオフごとブニュブニュ跡を拭き取る。
・ [ 下段右 画像 ] ブニュブニュ完全除去成功。
→残り12体のブニュブニュも 23 の方法で全て除去していく。



ルーフ(天井)と梁の接着箇所にサウンドシーラントを塗り込む。 ルーフ(天井)と梁の接着箇所にサウンドシーラント塗布後の画像。
4ルーフ(天井)と梁の接着箇所にサウンドシーラントを塗り込む。
フロント・2列目・3列目の梁と天井とを接着(ブニュブニュ)している箇所の補強として行う。
(場所によっては、純正の接着(ブニュブニュ)が剥離している為)
※出来れば、作業はここで一旦終了し、サウンドシーラントが完全に硬化するまで次の作業は待った方が良い。



接着剤(ブニュブニュ)を除去し、シリコンオフにて脱脂を行った天井(ルーフ) 素手の作業が危険な箇所。
5ルーフ(天井)全体をしっかり脱脂する。
レアルシルトアブソーブをしっかり施工する為、シリコンオフ&ウェスで念入りに脱脂を行う。
このとき、軍手などをして作業すると良い。(右の写真の箇所で指を切った為)






レアルシルトアブソーブ使用寸法枚数表
ここまでの段階を踏めば、いよいよレアルシルトアブソーブを貼る工程に進む。
今回、事前に天井を測定した結果、上に記した寸法・使用枚数で貼ることにした。
※これは当サイトでのやり方なので、各自が適切だと判断した寸法・使用枚数で可。



レアルシルトアブソーブをタントのルーフ(天井)へ貼る@:凹みに合わせていく。 レアルシルトアブソーブをタントのルーフ(天井)へ貼るA:合わせたら、しっかり押して圧着して貼る。 レアルシルトアブソーブをタントのルーフ(天井)へ貼るB:その後の平面部→凹みも同様にしっかり圧着して貼っていく。 レアルシルトアブソーブをタントのルーフ(天井)へ貼るC:貼り付け後の画像。
6天井(ルーフ)へレアルシルトアブソーブを貼っていく。
写真のように、凸凹に合わせてしっかり圧着しながら貼っていく。(制振効果確保の為)



実際に貼る場所に当てて、カットするラインを書いていく。 実際に貼る場所に当てて、カットするラインを書いていく。(アップ) ラインに沿って、レアルシルトアブソーブを裁縫ハサミで切断。
7スライドドア側は型取りしてカットする。
実際に貼る場所に当てて、カットするラインを書いていく。
そのラインに沿って、レアルシルトアブソーブを裁縫ハサミで切断し、貼っていく。
※2列目・3列目の細い箇所も同様。



リアピラー角部の穴をアルミガラスクロステープで塞いだ。 スライドドア側上部の連続穴をアルミガラスクロステープで塞いだ。
8不要な穴や細かい共振部分を、アルミガラスクロステープや制振材などで制振する。
※気になった箇所だけ施工。



『ルーフデッドニング施工完了写真』

ルーフデッドニング施工完了画像@:全体

ルーフデッドニング施工完了画像A:フロント

ルーフデッドニング施工完了画像B:リア

最後に、外した内張りや部品を元に戻して完了。

無事に施工が終わり、気になるのはデッドニングの効果・・・
施工効果を比較するため、いくつかテストを行い以下の動画にまとめた。

- (タント)ルーフデッドニング施工効果比較 -


いかがだったでしょうか。
最後の動画でもお伝えしてますが、今回のこのルーフデッドニングDIYは、
メリットとともに、デメリットもあります。
色々な所で情報を集めながら、じっくり検討するようにして下さい。

質問等がある方は、メールでお気軽にご連絡ください。
(お答えできることであれば、お答えします。)









レアルシルトアブソーブ
 
世界トップクラスの制振性能を誇るレアルシルトとセキスイ独自の技術によって開発された
高発泡ポリエチレン「ソフトロン」とのハイブリッド構造で、高い制振性と吸音性を同時に得ることができます。
しかも、優れた断熱性を有しており、暖房の効きもUPアップします。
また雨水を吸い込まないので、ドアのアウターパネルにも安心して貼り付け可能です。


以上のように高い効果を発揮しますが、コストまで高いのが唯一の難点でしょうか。






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